第44回技能五輪国際大会
2017年10月14日から10月19日にかけて技能五輪国際大会がアラブ首長国連邦・アブダビで開催されました。ワカサの工場スタッフである下條恭平が家具部門の日本代表として出場致しました。
競技内容
下條が出場した家具部門では、木工具(のこぎり・かんな・のみ等)、電動工具及び木工機械を駆使して木製家具を製作する競技です。競技は材料、課題図面、指示書に基づき、家具1点を製作します。課題には木材(無垢材)を使った框組(かまちぐみ)の製作、単板(突き板)による製作、金具の取り付けと固定、引き出しや扉など可動部分の製作などが含まれ、これら要素の加工精度や出来映えを競います。
若手家具職人の晴れ舞台
国際大会に出場するためには、日本国内で開催される技能五輪全国大会で優秀な成績を収めなければなりません。下條は2016年に開催された第54回技能五輪全国大会で銀賞を受賞。金賞の選手が年齢制限の為に世界大会へ出場がかなわなかった為、繰り上げで日本代表として参加することに。第52回の大会でも銅賞の成績だった彼は、ワカサに入社してまだ2年目ですが、彼にとっても会社にも初の快挙となりました。
競技名:第44回技能五輪国際大会 アラブ首長国連邦・アブダビ大会 選手名:下條恭平 成績:敢闘賞(29人中14位700点獲得) 開催日:2017年10月14日~10月19日 外部リンク:JAVADA 中央職業能力開発協会
大会を終えて
「技能五輪アブダビ大会、下條恭平は29人中14位700点獲得で、敢闘賞を頂きました!世界との差を痛感してます。ですが、最低限の目標は達成したと思っています。下條は厳しい環境の中、良く頑張りました。」
有限会社ワカサ 代表取締役 若狭弘典
結果も大事ですが、世界各国の同世代の仲間と一緒に作業したこの4日間、素晴らしい経験が出来たと思います。加工ミスをして悔し泣きしていた韓国選手に言葉をかけたり、普段、日本製の電動工具を使っているスイス選手に自分の道具を見せたり、寄せ書きポロシャツを各国のエキスパートに素晴らしいと言われ、写真を撮られ、マネされたり。スペインのエキスパートに可愛がられたり、各国の女性通訳から、一緒に写真撮って言われたり、下條が一番良い雰囲気を作ったと思います。雰囲気づくりは、金メダルでした。我々指導者は、次のロシア大会に向けての検証材料を沢山持って帰って来ました。是非、旭川から次回も代表を出しましょう。その時は、お手伝いさせて頂きたいです。ものつくり大学、佐々木先生通訳の斎藤さん、ホントにホントに感謝してます。離れていましたが、いつもシンイチの声が聞こえていました。チーム家具、最高でした皆さま、下條含め我々に、とても素晴らしい時間を下さって、本当に感謝しています。ありがとうございます我々のチャレンジは、まだ始まったばかりです。今回の経験を、旭川、日本の為に役に立てて行きたいと思います。応援ありがとうございました。
Comments